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徳島大学大学院・医歯薬学研究部・組織再生制御学分野・助教 加納史也 先生

「第6回若手口腔外科学会優秀論文賞」受賞 ㊗️🎉

受賞日 2024年11月22日 第69回公益社団法人日本口腔外科学会総会・学術大会

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頭頸部がんの放射線治療は、周囲の正常組織に悪影響を及ぼします。放射線に敏感な唾液腺の腺房細胞の損傷は、重度の放射線誘発性口腔乾燥症(RIX)を引き起こしますが、効果的な治療薬は存在しません。本研究は、ヒト脱落乳歯由来幹細胞無血清培養上清 (SHED-CM)のマウスのRIXモデルに対する治療効果を検討しました。SHED-CMは放射線による皮膚の潰瘍形成を防ぎ、唾液腺の機能を維持しました。SHED-CMは唾液腺細胞の抗酸化酵素発現を促進することで、放射線による酸化ストレスから細胞を保護しました。これらの研究成果により、SHED-CM治療はRIXに対する有望な治療法となる可能性が示唆されました。

徳島大学大学院 口腔科学教育部 徐 陽 先生

第23回日本再生医療学会総会 「優秀演題賞」受賞 ㊗️🎉
Conditioned medium from stem cells of human exfoliated deciduous teeth ameliorates atopic dermatitis

2024年3月21日(木)~23日(土)新潟朱鷺メッセ

2024年2月16日

Conditioned Medium From Stem Cells of Human Exfoliated Deciduous Teeth Alleviates Mouse Osteoarthritis by Inducing sFRP1-Expressing M2 Macrophages 

Linze Xia and others: Stem Cells Translational Medicine, https://doi.org/10.1093/stcltm/szae006 

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強制開口によって誘発した変形性顎関節症(TMJOA)のマウスモデルに乳歯歯髄幹細胞(SHED)の細胞培養液(SHED-CM)を投与すると組織修復マクロファージ(M2)の誘導を介して、関節骨軟骨の損傷を抑制することを見出しました。TMJOAマウスにM2の細胞培養液(M2-CM)を投与すると軟骨の炎症反応や基質破壊反応は抑制され、軟骨細胞の増殖や軟骨基質再生反応が促進されました。さらに網羅的蛋白解析によって、Wntシグナル拮抗物質である分泌型Frizzled関連タンパク質1(secreted frizzled-related protein 1(sFRP1)がM2-CMの主要な治療効果因子であることを明らかにしました。この研究は、自己末梢血由来マクロファージを用いた低侵襲な関節再生療法の開発に寄与するものです。

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